作業者による出荷パレット積み上げ作業削減に向けて、自動倉庫と自動ピッキングロボットとの併設運用による作業と保管方法の変更をご提案しました。

１）平置きから空間利用による保管方法の変更
　自動倉庫導入により限られたスペースの上部空間を活用し、最大821パレットの収容量を確保しました。

２）人からロボットへの積上げ作業を変更
　袋製品のロボットピッキングは、破損や荷崩れが起きやすいことが問題でしたが、
　カメラによるパレットに積まれた袋の重なりや形状、必要な吸着圧を画像解析する
　方法を検討。繰り返しのテストトライにより、最適な吸着位置の選定を可能にし、ピッキングロボット
　導入となりました。
　ピッキング作業の自動化により作業者の積み上げ作業を無くし、作業者への負担軽減だけで無く、
　従来の5人作業から1人作業へと省人化に繋がりました。

３）WMS(在庫管理システム）導入によるデータ管理に変更
　データ管理による在庫の見える化を可能にし、製品のトレーサビリティと年に数件発生していた
　誤出荷ゼロを実現。また、在庫の見える化により在庫管理の工数も低減されました。
　今後も、これまで以上に女性や高齢者の方が働きやすい安全な作業現場の構築をサポートいたします。